2002年度 甲南高校山岳部 年間活動報告
2002年度 甲南高校山岳部部員:顧問
主将 : 山内 寛之 (高1E)
主務 : 神澤 太一 (高1D)
記録 : 北川 裕也 (高1A)
顧問 : 南里 章二
顧問 : 神戸 謙司
■2002年度 山行一覧
第1回 日帰り 北摂の弥十郎ガ岳 6月 (登頂)
第2回 夏合宿 八ヶ岳定着〜黒百合平 8月 (登頂)
第3回 日帰り 六甲の瑞宝寺谷〜六甲山 11月 (登頂)
第4回 日帰り 京都山科〜大文字山 1月 (登頂)
第5回 日帰り 京都水井山・横高山〜比叡山 2月 (登頂)
第6回 春合宿 氷ノ山山塊の鉢伏山 4月 (敗退)
北摂の弥十郎ガ岳 6月24日 天気:小雨
参加メンバー:山内・神澤・北川・神戸
行動記録:
7:22 JR宝塚 集合 7:30 JR宝塚 発
7:46 JR三田 着 バス迄1時間程待つ。この間小雨がぱらつく
8:40 JR三田 発(バス) 21系統小柿行き
9:16 小柿着 乗り換え
9:36 後川上 着 雨が降ってきて雨具を着る 9:38
後川上 発
10:20 休憩 此処に来るまでにカモシカがいた(らしい)
11:07 弥十郎ガ岳山頂着 休憩 なおも雨が降り眺望は悪い
11:32 弥十郎ガ岳山頂 発
12:07 休憩
12:24 丈線乗越 着 休憩 此処で飯 12:48 発
13:27 野上塾
13:42 出合い橋バス停 着 時間は合ったがあえて見逃し風呂に入ることとする
14:00 伏渓山荘 此処で風呂(人がいなかった事も有り暴走する者が出た)
15:15 伏渓山荘を出て15:30頃から近くの公園でバスを待つ 16:21
バス 発
16:47 小柿 着 乗り換え
17:26 JR三田 着 17:30 JR三田 発
17:50 JR宝塚 着 解散
感想としては、全体的に急だったのに加えて雨だったので、余計に普段よりも疲れたと感じた。ので、個人的には下山後の風呂はとてもよかったと思った(壊れた者もいたが)。道は標識等が少ない割には林など迷いやすい所が多かった。(神澤記す)
夏合宿 八ヶ岳定着〜黒百合平 8月7日〜11日 天気:概ね良好
別ペ−ジに写真と共に掲載
六甲の瑞宝寺谷〜六甲山 11月9日 天気:雪のち曇り
参加メンバー:山内・神澤・神戸
行動記録:
8:30 阪急芦屋川 〜 9:50 有馬出発 〜 10:00 瑞宝寺谷取り付き
12:50 一軒茶屋 〜 14:00 一軒茶屋出発 〜 14:30 東おたふく山
15:50 阪急芦屋川着・解散
六甲登山の下見を兼ねて、毎年11月に六甲に登ってきた。今年は4年目であり、ここ数年は六甲の谷筋より六甲山、下山に東おたふく山から風吹き岩のコースをたどっている。早朝、芦屋川から六甲を越えるバスに乗る。冷え込んだ朝であり、車窓から六甲を望めば、鈍色の雪雲がかかっている。案の定、山の上は激しく雪が降っていた。バスはブレーキテストを行い、下界の有馬へと向かう。小雨の中、瑞宝寺谷取り付きにある寺社、名前は瑞宝寺であったか、の紅葉は見事であった。
山内の出題によるなぞなぞを考えつつ、谷筋に沿って登って行く。枯れ果てた藪を抜け、堰堤の工事現場にたどり着いた。またもや、飯場のテントをかりてちょっとの間、休憩をする。さらに谷筋を詰め、杉林を抜けるころより、いよいよ雪が降り始めた。登れそうなところをひたすら登りきる。雪の積もったブッシュ漕ぎは手袋、ズボンをびしょびしょにしてくれた。やたらと手が冷たく、空を見上げる。神澤の持っていたカイロに、一同おおいに感謝する。六甲の北側の斜面はさぶい。しばしぬくもり、ぬくもった心で、神澤ありがとう。
六甲縦貫道路に出ると、雪はやみ、木漏れ日さえ差している。すぐに一軒茶屋に飛び込む。みんなで、カレーとコーヒーを頼み、ついでに持ってきていた弁当もそこで食べさせてもらった。1時間以上も休ませてもらっていただろうか。歩きなれたおたふく山、ロックガーデンをひたすら下って、芦屋川に着く。良く整備されており問題なし。
山内・神澤の成長のみられた楽しい登山であった。(神戸 記す)
今回の山行はあまり寒くないだろうと思い、防寒具などにはそれほど気を使っていなかった。しかし、六甲山には予想以上に雪が降り積もっており、かなり寒い思いをすることになってしまった。しかも途中で道に迷ってしまい、雪をかき分けて何とか知っていると所に出たときにはもう手が凍るほど冷たくなっていた。しかしそれは神澤が持っていたカイロのおかげで助かった。
これからはこういうことが起こることも考えて装備はしっかりしていこうと思う。(山内 記す)
京都山科〜大文字山 1月12日 天気:晴れ
参加メンバー:山内・神澤・北川・神戸
行動記録:
8時00分 阪急西宮北口に集合
8時05分 西宮北口〜梅田へ
8時32分 JR大阪出発
9時05分 山科到着
10時05分 池谷地蔵との分岐辺りで休憩
10時31分 尾根の出合い
11時05分 大文字山
12時00分 銀閣寺
13時20分 京都大学で昼食後出発
15時10分 阪急梅田ホームで解散
今回の山行は特にアクシデントもなく、スムーズに行えたと思う。反省は後半あたりからメモがあまり取れなかった。※神澤が新たに"作業員"というニックネームを修得しました。ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(
゚∀゚)人(゚∀゚ )メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ (北川 記す)
京都水井山・横高山〜比叡山 2月15日 天気:晴れ
参加メンバー:山内・神澤・北川・神戸
行動記録:
8:15 阪急西宮北口集合 出発
8:33 阪急梅田着 8:41 JR大阪
8:44 JR新大阪 乗り換え 8:49 同 出発
9:20 JR京都着
9:40 JR京都駅前バスターミナル出発(京都バス)
10:37 野村別れ着 大半が酔い気味 10:47 同 出発
11:35 仰木峠着 非常に眺めが良かった 11:55 同 出発
12:22 水井山着 休憩 12:32 同 出発
12:45 横高山着
13:28 釈迦堂着 休憩 13:38 同 出発
14:20 山頂着 休憩 昼食 14:52 同 出発
15:27 ケーブル駅着 休憩 15:35 同 出発
15:53 水飲対陣跡
16:00 鳥居 ここからが悲劇の幕開け
16:33 しばらく行って迷った為引き返し同所
16:37 隣の道を出発
16:52 休憩 なおも分からず迷っている
16:57 出発 町が見えていて道も有るので半ば強引に進む
17:20 どことも分からぬ下界(武田薬品の栽培場の近く)着
17:57 京都バス バス停修学院発
18:50 JR京都駅前バスターミナル着
19:30 駅構内の立ち食い蕎麦屋に寄った為一本遅らせて乗る
20:03 JR大阪着 解散
今回の山行で特筆すべき点は何といっても道に迷ったことだろう。確実に言いきれることは各自が結構人任せだったことが問題だということだ。先生一人に任せずに自分らでも見ていればこの場合少しはどうにかなったんと違うかなと思う。あと、今回は誰もちゃんとした地図を誰も持って来てなかったのでいかなる場合でも最悪の事態を想定して持ってきとくべきだと思った。因みに家の父親曰くあの迷った道は登りは分かりやすいが下りは混乱する類の道だったらしい。話が変わるが、やっと降りれたとき、その登り口には本物の猟銃を持った猟師らしき人達がたむろしてた。一つ間違えれば猪や何やらと間違われて撃たれてたかもしれなかった。あの時は冗談で言っていたがそういうのも調べてから行かないと今度こそ撃たれるかもしれない。ので、その点にも今度から気をつけるべきだと思った。 (神澤 記す)
氷ノ山山塊の鉢伏山 4月3日〜5日 天候:悪天
2002年度 甲南高校山岳部 鉢伏山(標高1,221b)春山合宿報告
4月3日 芦屋 〜 八鹿 〜 秋岡 … 自然の家
天気:曇り
参加メンバー:山内・神澤・北川・神戸
行動記録:
9:10 芦屋駅改札前集合
9:22 (快速)で三ノ宮へ
9:52 はまかぜ1号浜坂行き乗車
12:05 八鹿駅着
12:15 各自昼食
13:10 集合
13:15 全丹バス秋岡行き乗車
14:50 秋岡着。自然の家の方が迎えてくれる
15:00 送迎車で自然の家着
15:40 ショートスキー練習。アイゼン合わせをする。
18:10 終了。
18:25 宿舎帰着
19:00 夕食(ごはん・豆腐ハンバーグ・おからだんご・味噌汁)
22:30 消灯・就寝
今年の残雪は例年どおりに残っていた。標高約700メートルにある美方高原自然の家周辺にあってはきれいに除雪されているものの、キャンプ場などたっぷりと雪があり、そこでショートスキー練習とアイゼン合わせを行った。夢中になっているうちに夕食の時間となる。空を見上げると、筋状の雲が出ているものの晴れており、ひょっとすると明日までいけるかと思われたのだが…。
4月4日 自然の家 … 高丸山 … 自然の家
天気:雨
6:20 起床するも雨、また眠る
7:10 朝食をとり、待機
10:00 小雨となったので、高丸山まで行くことにする。
11:00 霧が谷筋よりもくもくと上がってくる。雨具を着て出発
11:10 自然の家のキャンプ場炊事場で弁当を食べる
12:15 尾根上900b付近の一本松に達する
12:40 小代のコル南の1,048付近稜線上に出る。霧雨視界なし
13:30 鉢伏山を目指し、高丸山その先へと進むが、ルート判断しにくく撤収する
14:50 自然の家着、装備の手入れ
17:00 入浴
18:30 夕食(ごはん・鮭のホイル焼き・揚げだし豆腐・味噌汁)
22:30 消灯・就寝
朝起きると、雨であり、また眠る。10時まで様子をみるも雨の上がる気配はない。明日も同じような天気が予想されたため、雨具を着て行ける所まで行くこととする。事務所でストックを借りて出発する。屋根のある炊事場で弁当を食べていくことにする。残雪をラッセルしながら行く。スノーシューを借りておけば良かった。氷ノ山と鉢伏山に連なる稜線に出るも霧雨で視界はまったくなし。持参のオレンジを皆で食べ、どうするか思案する。とりあえずいけるところまでということで高丸山へ登る。高丸山を下るとスキー場へでる。リフト降り場で休憩しながら、霧の晴れ間、ルート確認のチャンスを伺うも、まったく見えず、下山することにする。
4月5日 自然の家 … 秋岡 〜 八鹿 〜 宝塚
天気:雨
6:50 起床
7:00 朝食をとる。雨と霧で何も見えない
8:00 食堂・宿泊の清算をし、部屋の片付け掃除を済ませる
10:10 玄関前に集合する。宿舎を出発する
10:29 秋岡着
10:39 八鹿行きバスに乗車
11:55 八鹿着
12:05 新大阪行き(北近畿)に乗車
14:45 宝塚着、北川は宝塚より帰宅する。
14:55 尼崎着
15:20 芦屋着。解散
本日は予備日に当てていたが、あいにくの霧雨であり、鉢伏山計画は中止とした。天気がよければ、ショートスキーの練習をしたかったところである。宿舎の片付けをし、少し早いが帰路につくことにした。そのため、予定していた姫路経由の列車には乗らず、福知山経由の列車に変更をした。宝塚で北川は家路につく。尼崎で、神戸線に乗り換え、芦屋に到着する。
甲南高校山岳部顧問 神戸謙司
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