2003年度 甲南高校山岳部 年間活動報告

2003年度 山岳部部員・顧問
主将:山内寛之 (高2E
主務:神澤太一 (高2D
記録:北川祐也 (高2A
食料:長宅智之 (高1C
装備:村上恭央 (高1C

顧問:南里章二
顧問:神戸謙司

2003年度 山行一覧
第1回 日帰り 六甲の仁川渓谷〜五ヶ池            5月 (踏破)
第2回 夏合宿 北アルプス 上高地〜槍ヶ岳               8月 (登頂)
第3回 日帰り        六甲の清水谷〜六甲山           11月 (登頂)
第4回 強化泊 六甲の本庄橋〜六甲山                  1月 (登頂)
第5回 春合宿 北八ヶ岳 縞枯山〜白駒池〜渋の湯  4月 (登頂)

2003年度 練習
芦屋霊園内のランニング・腹筋・背筋・腕立て伏せ・ハーフスクワット・フルスクワットなどを取り混ぜた練習を、月・火・木の週に3回のペースで行っている。

4月 練習回数 8回        ぼちぼち始まる
5月 練習回数 5回        新高1に長宅・村上が加わる
6月 練習回数 10回      スクワットなども良くやった
7月 練習回数 3回        合宿前なのに3回?
8月 練習回数 6回        合宿後もよくトレーニングをしていた
9月 練習回数 10      「空気いす」なる新メニュー登場
10月 練習回数 6回       久しぶりに「手押し車」をやる
11月 練習回数 3回       同上
1月 練習回数 10       寒いので良く走る
2月 練習回数 4回       「補修参加者」多数か?
3月 練習回数 2回        霊園内のゴミ箱を壊し、謝罪!

2003年度 山行報告

六甲の仁川渓谷〜五ヶ池 6月7日 天気:晴れ

参加メンバー:山内・神澤・北川・長宅・村上・神戸
行動記録:
933分 阪急 西宮北口集合
937分 西宮北口発
950分 阪急 仁川着
10時15分 休憩
10時27分 出発
11時05分 五ヶ池到着
1230分 昼食
1349分 出発
1430分 阪急 仁川到着、解散

五ヶ池が想像していたのと違っていたので、残念だった。(北川)

高1の新入生、村上と長宅の歓迎として、仁川渓谷から、甲山五カ池を歩く。仁川渓谷は上ヶ原新田に水を通すため、巨岩をくりぬいた水路、暗渠があったり、ちょっとした鎖場があったり、新入生には楽しい散歩道であった。もう少し暑い時期であったなら、仁川で水浴びもできるのだが。五カ池では、つりを趣味とする村上、長宅が釣竿をたらすも、ルアーを投げる練習にしかならなかったようである。久しぶりに作ったカレーとご飯、飯には芯が残ってしまった。とほほ・・・(神戸)

夏合宿 上高地〜槍ヶ岳 8月1日〜5日 天気:概ね良好

詳細は別頁の 2003年夏山報告 に掲載

六甲の清水谷〜六甲山 11月9日 天気:晴れ

参加メンバー:山内・神澤・北川・長宅・村上・神戸
行動記録:
8:30 阪急西宮北口駅構内集合
 9:50 船坂谷
10:28 川上の滝
12:51 六甲縦貫車道
13:07 一軒茶屋
15:30 阪急芦屋川

 今回の六甲山の下見は、何回か行ったことのある六甲山でも、初めてのルートだった。宝塚経由、つまり北からのアタックというルートだ。バスで山道を走ること30分、船坂に到着した。そこから登っていくのだが、途中から道ではないような場所を通って行った。10時28分に川上の滝を通過。11時頃に、平地のような林のような場所に着いた。そこで昼食をとった。先生からもらったインスタントみそ汁に虫が入ったので、少しテンションが下がった。11時49分に出発し、12時51分に道路に出たのだが、そこまでの坂がとてもきつく、息切れした。(練習不足なのだろうか、それとももう歳なのだろうか…)そこからは道路の脇を通り、13時07分に一軒茶屋に着き、休憩した。登山客がたくさんいた。13時半に出発。一軒茶屋からは下りだった。風吹岩を目指していたが、途中の分かれ道で先生と先輩方を見失ってしまった。なんと迷子になってしまったのだ。やすおと一緒に迷子になったのだが、違う道に行ってしまい、アリ地獄のような所でさまよった挙句、違うということがわかり、引き返すことに。ちょっとした平坦な場所で先輩方が待っていてくれたので、助かった。迷子になった時、僕とやすおは一番後ろにいたので、それが原因かな、と思った。次からは、先生と先輩に挟まれる形(=真ん中)になるべきだな、と感じた。
今回は先生や先輩方に迷惑をかけてしまったので、次の登山からは気をつけたいと思う。(長宅)

強化合宿 六甲の本庄橋〜六甲山 1月12日 天気:晴れ

参加メンバー:山内・神澤・長宅・村上・神戸
行動記録:
21:15 阪急:芦屋川集合
21;35 おたふく山登山口到着
22:10 ほんじょう橋到着 テント設営
22:50 夕食
00;15 夕食終
02;00 消灯
06:15 起床 朝食
07:40 テント撤収

今回の合宿はかなり冷え込むと思い、覚悟していたがそれ程寒くはならなかったので良かった。しかしキャンプ地に着いてその暗さに驚かされた。明かりを灯さなければほとんど何も見えない場所でのテント設営にはかなり手間取ってしまった。夕食と並行して行ったキャンプファイヤーも槙集めも思っていた以上に苦労した。頑張って槙を集めたが、ファイヤーがあまり成長してくれなかったのはとても残念だった。(山内)

翌日は、学校行事の「六甲登山」の前日に、山岳部部員はテントと食料を担ぎ、本庄橋でキャンプすることとした。5・6年ぶりである。授業を終えての出発であり、また六甲登山終了後の翌日の準備などにも対応してからのため、出発・集合が遅くなる。最終バスで、おたふく山登山口まで行き、ヘッドランプ行動で本庄橋へたどり着く。

耐寒訓練としては、風もなく暖かく良かった。
ヘッドランプ行動のよい練習でもあった。(神戸)

春合宿北八ヶ岳 縞枯山〜白駒池〜渋の湯 4月3日〜5日 天候:小雪のち晴れ

甲南高校山岳部2003年度春山合宿報告

合宿開催地 北八ヶ岳連峰 縞枯山・茶臼岳より白駒池、渋の湯下山
合宿参加者
主将・装備 高2E 山内寛之              主務・食料 高2D 神澤太一   
装備・食料 高2A 北川裕也              記録・食料 高1C 長宅智行   
記録・装備 高1C 村上恭央             付き添い教員  神戸謙司        
以上6名

行動記録

4月 3日(土)入山日行動記録 縞枯山荘まで 天候(曇りのち雪)
 8:00 阪急3番街バスターミナル集合
 8:30 出発
14:30 茅野駅前着
14:40 ピラタス・スキー場行きバスで出発
15:30 ピラタス・スキー場着
15:40 ピラタス・ロープウェイで出発
15:47 ピラタス・ロープウェイ山頂駅着
16:15 ピラタス・ロープウェイ山頂駅出発
16:30 縞枯山荘着
17:40 夕食(さばの味噌煮・切干大根・キャベツのマヨネーズ和え・味噌汁・ご飯)
21:00 消灯・就寝

4月 3日 入山日の記録

 梅田より、茅野行きのバスに乗る。片道5,050円である。夜行バスと比べて、車窓の景色があるぶん気はまぎれるが、やはり6時間は疲れる。しかしこの値段は魅力的である。バスやロープウェイの乗継が良く、着替える暇もなく2,200メートルのピラタス山頂駅についてしまった。そこは、まだ一面の銀世界であり、小雪が舞っていた。山頂駅で1日中働いていた人たちは一刻も早く下界に、ネオンの町に下りたかったに違いない。「4時には鍵をかけますので出てください」と何度もせかされてしまった。ヤッケを着たり、慣れないスパッツをつけたりで、当然、4時までに準備は間に合わず、外で準備する。小雪の中、15分ほど峠を目指して歩き、縞枯山荘についた。なんとよいところだろう。薪ストーブ、掘り炬燵、ランプの明かり。あの特有のスモークの香り。私たちのほかに宿泊客も3人で、掘り炬燵に入って、山やスキーの話、クラブ活動や学校の話をして、夜はふけた。

反省点:
特になしだが、山頂駅で着替えたため、山頂駅の人にかなりせかされた。

4月 4日(日)縞枯山荘より白駒池キャンプ場まで 行動記録 天候(雪)
 6:30 起床・朝食(ハムエッグ・味噌汁・ご飯)
 8:30 出発
 8:50 ピラタス山頂駅手前、五辻への分岐点(ショートスキーをつける)
11:35 大石峠着
13:30 白駒池キャンプ場着
14:00 青苔荘(セイタイソウ)で、昼飯
16:00 テント設営完了
18:50 夕食終了
20:30 消灯・就寝

4月 4日 縞枯山荘より白駒池の記録
 朝起きると、小雪が舞っている。山小屋の小さな布団から抜け出すと、すでに朝飯ができている。山小屋はすばらしい。少しのんびりとしてしまう。外の様子を伺っていると、山小屋の主人が「今日は一日中こんな天気らしいよ」という。視界もあり、何よりも風がないので、出発してみることとする。ピラタス山頂駅まで戻り、そこからショートスキーをつけて林間の道を進んでいく。クロスカントリースキーのコースとなっており、ところどころに標識があり、迷うことはない。大石峠で休憩し、麦草峠は素通りしてしまった。麦草ヒュッテ前から、白駒池キャンプ地まで、たいした距離はないのだが、若干のアップダウンがあり、先生まだですか?後どのくらいですか?の質問に、「もうすぐだ、がんばれ」と答える。相変わらず、小雪が舞っていた。青苔荘に飛び込み、うどんやラーメンを食べて、冷え切った体を温める。テントを立てるころには雪もやみ、少し晴れ間も出てきた。テントは、雪慣らしもせずに立てたが、まずまずであった。しかしながら、整理整頓が相変わらず下手である。

反省点:
テント設営の際、雪をもっとよく踏み固める。
ショートスキーのビンディングを解除したり、固定したりできると良かった。
荷物がだるかった。
先行している人と、後に続く人の間が開いてしまうときがあった。
   ⇒後続の人にも注意を払う。
スキーのシールをもうちょっとしっかり張ればよかった。
テントの中の荷物をもっと整理しとくべき。
   ⇒足を伸ばせないし、撤収に時間が掛かってしまった。

もう少ししっかりした雨具を用意すればよかった。

4月 5日(月)下山日行動記録 天候(快晴)
 5:30 起床
 6:45 朝食終わり
7:00 撤収開始
9:00 撤収完了・出発
10:17 丸山・高見岩との分岐点
10:25 高見岩小屋着
11:10 出発
13:55 渋の湯到着
14:55 茅野行きバス出発
15:50 茅野駅前着
21:20 阪急3番街バスターミナル着
21:30 解散

 4月 5日 下山日の記録
 テント撤収に時間が掛かったというよりも、パッキングに苦労していたようである。8時には出発したかったのだが、一時間も遅れてしまった。しかしながら、雲ひとつない快晴である。気温もそれほど低くなく、高見岩に登る頃には、ウィンドブレーカーやフリースを脱ぐものも多かった。高見岩小屋から、高見岩に登ってすばらしい景色を楽しむ。ここでも少し休憩時間が長かったか?渋の湯への下山にかかる頃には、雪がくさり、シールにくっつき、往生したが、かといって、シールをはずして滑れるという下りでもなく、困った。長い下りだとみんな思ったかもしれない。何とか最終バスの一時間前に着いたので、渋の湯の温泉に入れた。冷えて、疲れた体を癒し、今までの苦労が喜びに変わる瞬間だろう。入れてよかった。

反省点:
撤収に時間が掛かってしまったので、もっと早く起きればよかった。
スキーの着脱は地形図をよく読めるようになるとよい。
雪道を歩くときの注意。
合宿前のミーティングに出席できないとき、人に良く聞いておく。

                                        甲南中学校山岳部顧問 神戸謙司


「八ヶ岳 春山合宿」  高3 山内 寛之
今回の合宿は初めての山小屋を利用した。山小屋は二階建てになっていたが、客が寝るために使われる二階部分には明かりが全く無く、夜はヘッドランプが必携品となった。夕食が終わった後は、宿泊客みんなが掘りごたつに入ったり、囲炉裏の側に座ったりして初対面の人同士で世間話などをした。
 
2日目、風は無かったが雪が少し降っていた。雨具、ニット帽、手袋、サングラス、スパッツを身に付け、スキー板を履いて完全装備で出発した。最初はかなり転んだりしたが、徐々にコツを掴んでいった。下りは楽だが上りは予想以上に疲れた。何とかキャンプ地に着いた時にはもうフラフラだった。テントを建ててやっと休めると思ったがそうはいかなかった。いつもは8人用テントに6人などと余裕をもたせていたが、今回は6人用テントに6人と定員ギリギリだったので、上手く整理しないと楽に座ることもできない程だった。結局最後まで上手く整理できた状態にはならなかったが、とりあえず各自自分の寝場所を作ることはできた。狭い場所は苦手だ・・・。しかし夜は両側しっかりと人に挟まれた状態で寝たのであまり冷えることはなかった。

3日目、この日はよく晴れていた。しかしこの天候のせいで雪がベトベトになってスキー板にへばりつき、重いスキーを担いで降りることになってしまった。おまけに木に降り積もった雪が溶けて頭の上にドサドサと落ちてくる。晴れているということがいつも良いとは限らないと思った。

「春山合宿」  高2 村上 恭央
○初日のバス移動は長すぎる。そのわりに休憩が少なかった。
○スパッツをつけるのは難しかった。合宿前にきちんと練習するべきだった。
○山小屋は暗すぎ。3階の自分たちが寝た部屋は畳がしいてあると思ったら、板の間の上にゴザがしいてるだけでめちゃくちゃ寒かった。
1階のコタツはとても暑い。しかし小屋の飯はうまかった。
2日目は天気が悪くてザックの上に雪が積もったりして最悪だった。
○スキー板のかかとをはずしてなかったので、かなり歩きにくく苦労した。
○僕と神澤さんがこけまくって、先頭集団との差がかなりひらいてしまった。申し訳ない。
○こけたら中島くんが助けてくれた。どうもありがとう。
○スキーのすべりかたを出本さんが教えてくれた。どうもありがとう。それでちょっとはすべれるようになりました。
○テントの中はかなり寒かった。はしっこで寝た僕はまったく眠れなかった。
3日目はかかとをはずして移動したので楽チンだった。しかしスキーをはずしてからは岩場が続いている場所があって、そこは雪が深く積もっていたので足をとられた。「うわぁ〜!!」やら「ひえ〜!!」やら情けない声を出していた。
○温泉はかなり気持ちよかった。しかしジュースが少し高い。
○帰りのバスで出本さんのケータイのアドレスを教えてもらった。かなりうれしかった↑
○多賀のパーキングエリアで中島くんの無言の圧力により、髪の毛にワックスをつけるはめに。彼は怖い。
○バスの中で『村上診療所』がオープン。初の患者、神澤さんの家庭の悩みを聞く。

4月4日 (2日目)」  高3 北川 裕也
今回、ザックを背負いながらスキーを滑ったのは、生まれて初めての経験でした。
シールを付けていても、ザックの重さで滑ってしまうのではないかと思っていましたが、
全然大丈夫でした。しかし、最初のチョット下りで何も考えずに滑ったら、
止まり方の感覚を忘れていて、勢い良くコケました。
ザック+スキーで数時間歩いていると、いつもとは違う疲労感が出てきた。
上り坂は勿論、平坦な道でさえ歩くのがしんどく、少しでも下りになっている所は滑れるので楽でした。
何度か「もう着いたな」と思ったトコがあったけど、全てハズレで、天気も悪く精神的にも疲れました。しかし、普段では見ることはない風景をみることができたので、良かった。多分このザック+スキーは最初で最後の経験だと思います。

2004年山岳部春合宿感想」  高2  長宅智行
 今回は初めてとなる春合宿だった。雪が残っている八ヶ岳に行った。夏合宿と違い、昼からのバス移動で、約6時間かかったのでしんどかった。さらに、大学生の先輩たちも参加したので、どんな合宿になるか楽しみだった。
 1日目、ロープウェイから降りた時、強烈な寒さが襲った。予想以上に冷え込んでいた。山小屋の一階にはコタツがあったのでかなり楽だったが、部員が泊まる三階は底冷えで、寝るときはともかく、寝起きはたまらなく寒かった。
 2日目。山小屋の旨い朝飯を食べ、いよいよ出発。しかし、あいにくの雪。しかも結構強く降っていて、ザックに積もった。視界も悪かった。一番だるかったのは、雪による寒さだった。晴れることを祈ったが、夜に寝るまでやむことはなかった。時間をかけて移動して、なんとかキャンプ地に到着。雪降りしきる中、テントをはった。この時、手袋がびしょ濡れで使い物にならなくなっていた。もう一組持ってくればよかった…。テントの中がすし詰め状態の中、晩飯を食べて、阪神巨人戦をラジオで聞いた。阪神のワンサイドだったので、テンションが上がった。やすおが行っている塾の塾長が巨人ファンらしく、やすおは「今度塾行くのはイヤやわ…。」と嘆いていた。
 3日目。前日とは打って変わって快晴だった。高見石からの眺めも、雲海が出ていて、最高だった。僕はもう体力が切れかけていたが、その絶景を見て、少し疲れがとれた。渋の湯に着いて、臭くなった体を洗い流し、風呂に浸かったときは、至福のひと時だった。帰りのバスではケータイの占いサイトをみんな一斉にしたり、しゃべったりした。最高に面白かったのは、バスから外を眺めていた時飛び込んできたラブホテルの看板に書いてあった名前。「風が…はこんだ物語  南の風 風力3」こんなこっけいな名前のラブホテルは初めてだった。
 この合宿は、忘れ物が多く、水筒と軍手を忘れてしまった。さらに、パッキングが下手だったのか、肩がすぐにしんどくなった。
今年度から僕が新部長になったが、まだまだ未熟なところや、わからないことがあるので、気を引き締めていきたい。

「北八ヶ岳合宿」 高3 神澤 太一 
全体としての感想なので、日ごとに纏めようと思う。

4月3日 出発日。阪急梅田から高速バスに乗る。やはり長時間のバスは、苦痛に相違無かったが、去年乗った高速バスよりは席もゆったりしていてよろしかった。そんなバスは遅延気味だったが、強気の姿勢が功を奏したのか、定刻前に到着。以降も順調そのもので、結局予定していた便よりも早いロープウエイに乗る。山頂駅で準備を整えるが、若干時間を食う。15分程で小屋に到着と相為った。飯は非常に良かった。食事後、炬燵で時間を過ごすが、年齢詐称疑惑が浮上。21:15、就寝

4日 6:20、起床、朝食。朝起きて食事を用意しなくても良い、というのは本当にありがたい。準備を整え、9:00に縞枯山荘を出発。ここから一旦、昨日いたところまで引き返さねばならなかったのだが、個人的にはそこまでが地獄だった。というのも歩き方がよく分からず、無茶苦茶に歩いていたので、コケまくっていたからである。途中で先生に踵を外してもらい、取り敢えずはマシになったものの、今度はスキーが上手く滑れず、結局転倒を繰り返していた。その内、何故かスキーが滑らなくなる、という翌日まで理由のわからないトラブルに見舞われ、最後に滑ろうとした時には滑る体勢をとると、滑らないスキー自体がブレーキになり転倒、というザマであった。到着後の一服で、年の差が出たのは昨日に同じ。雪中でのテント泊は水を採るのも一苦労であった。また、どうしても入ってしまった雪が非常に鬱陶しかった。小屋の便利さを痛感。飯は豚汁、かやくご飯。非常に良かった。節子、おすん(北陸訛)という二つの名を持つ謎の人物が急浮上。20:44、就寝。

5日 5:30起床、飯。9:15、テント場を出発。特に滑れるポイントも無く、10:25高見岩着。眺望の良いところでもあったので、40分程ここに居座った。後にこれが尾を引く。高見岩出発後、しばらく行ってからスキーを外したのだが、この御蔭で、昨日のトラブルの理由を発見。どうもシールがちゃんと貼れていなかったようで、その凹凸が原因だったようであった。転倒にもこれが影響を及ぼしていたと是非考えたい。13:50、渋の湯着。14:55が最終の渋の湯発のバスなので、風呂の時間込みだとカツカツであった。実際、ギリギリで乗りこんだ。15:50、茅野着。やはり16:00の高速バスにもギリギリで乗りこんだ。21:35に梅田に到着、45分に解散。

 全体としては、初めての雪山でのテント泊であった為、不慣れなことが多かったと思った。また、小屋に関しては、飯の後は炬燵でゆっくり、なんていう事はこれ迄には当然無く、時間と手間を金で買うようなものか、と思った。寒さからか、目覚める事無く寝れた夜、というのは無かった。前述の雪のこともあり、冬山というのは恐ろしいものである。

甲南高校山岳部
659−0096 兵庫県芦屋市山手町31−3
電話:(0797)31−0551
FAX:(0797)31−7458

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